徒手空拳日記
2022年2月16日水曜日
人類にとって、時間認識の歴史は3段階で、産業革命より前のやたらと長〜い第1段階は、時間はそれぞれの共同体のなかにある超ローカルなものでした。日が昇れば朝、暗くなれば夜、寒くなれば冬、という非常にざっくりしたものでした。
産業革命からは、時間は社会のものになって、労働者の時間管理は、国民国家や、軍隊や、学校や、資本家がやるようになりました。日曜日以外の、朝から晩まで労働者が働くということは、工場で大きな機械を、無駄なく動かすために、労働者が機械に従うためにできた制度です。マルクスが労働者階級を賃金奴隷と呼んだのは、なるほど正しいなと思います。
いまも品川駅港南口を、朝と夜往来する賃金奴隷階級は、いまだに第2段階の時間認識にいるどころか、昭和元禄のお気楽なサラリーマ ... Show More